ラノベ読んだことないけど勘で書いてみた!

どうも、中Wです。

更新滅茶苦茶遅れました。すみません。

言い訳をすると、実家に帰ったり、台風が来たり、予定していた企画が潰れたりしてました。企画に関しては3つ潰れてます。悔しい。

 

まあ毎週更新を楽しみにしてくれている人などいないとは思いますが、申し訳ありませんでした。

 

さて、そんな話はおいといて、

ラノベ、好きですか?

僕はそもそも読んだことがありません。

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僕の本棚はこんな感じなのですが、滅茶苦茶偏ったラインナップになってます。

漫画は東方とデビルマンしか読まないし、小説は司馬遼太郎ばっかです。

友達が遊びに来た時に「漫画でも読んでてよ」って言ったら、本棚を見て「嫌だ」って言われました。そんなことある?

 

まあこの本棚を見てわかる通り、ライトノベルは一切読んだことがありません

 

で、なぜそんな僕がライトノベルを書いてみようかと思ったかというと、

ズバリ、簡単そうだったからです。

 

いや、一応言っておきますけど決してラノベを馬鹿にしているわけではないです

 ネタが思いつかないので適当にネットサーフィンをしていたらたまたま

ライトノベルの書き方~初心者講座~」的なサイトを見つけたので読んでみたら、

意外と簡単そうだったから挑戦してみようかな、ってなっただけです。

本当に、馬鹿にしてないんで、マジで。叩かないでください

 

まあそんな「ラノベ書き方講座」を見てみたところどうやら

・読み手に違和感を与えないしゃべり方、文。

・起承転結を意識する

・自分の読みたくなるようなキャラ設定、世界観を作る。

・最低限の文章作法

・どんな人にでもわかりやすく

の以上が大事になってくるようです。(あくまで僕なりの解釈です)

 

まあ、ぶっちゃけいつも意識してることなんで何とかなるでしょう。

その中でもやはり一番大事になってくるのが、

自分の読みたくなるようなキャラ設定、世界観を作る

ですよね。

自分が読みたくなる設定……

 

そんなもん自分が主人公になって活躍しまくる話に決まってんじゃ~~~~~~ん!!!!!!!!!!!!!!!

 

はい!!決まり!!!!!

というわけで今回は、

 

僕が主人公のバトルアクションラノベを書くよ~~~~~!!!!!!

 

これ、昔やって黒歴史になった人結構いそうですね。

 

それではどうぞご覧あれ!!!!!!

 

 

~第一章~ 目覚め

  

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 「…………」

ふと気が付くと俺は見知らぬ場所にいた。

周りの様子から察するに少なくとも夜ではないみたいだ。

 「……ここは…?」

そう言って起き上がろうとした時、後頭部に激しい痛みが走った。

 「つぅ…」

痛みがする箇所に手を当ててみたところ、どうやらこぶが出来ているようだ。

うっすら手に血が付いたが、幸いにも血は止まりかけている。

 「俺…何してたんだっけ…」

頑張って思い出そうとするが、全くと言っていいほど頭が働かない。

 「そうだ、スマホに何か手掛かりが…」

慌ててポケットをまさぐってみたがスマホは無かった。このご時世、これ以上の絶望はないだろう。

 ーーまた、酒でも飲んで失敗したんだろうか…。いや、それにしては吐き気もしないし…。…襲われた?いや、まさかな…ーー

 そんなことを考えていた時、視界の片隅に人の姿が見えた。

 ーー男…それも自分と同い年くらいか?丁度いい、ここはどこだか聞いてみるかーー

 そう思い声をかけようとした瞬間、なんとその男は来た道を引き返そうとしているではないか。

 「ちょ、ちょっと待ってください!えーと、その、ここはどこでしょうか?」

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 慌てて声を掛けたら男は、こいつは何を言っているんだ?というような顔をして立ち止まった。そりゃそうだ、見知らぬ男に突然声をかけられた上に、スマホの普及しているこのご時世に居場所を聞かれてるんだ、そんな顔にもなるだろう。

  「あ、いや、その、怪しい者じゃないんですよ。ただ、ちょっと昨日の記憶がなくて……ははは…」

 …余計に怪しくなってしまった気がするが、以外にもその男は

 「…あー…なるほど…記憶が、無いのか。そりゃ、大変だな。」

 と、どうやら信じてくれたようだ。

 「ところであんた…名前は?」

 男は続けて訊ねてきた。

 「あ…、僕は中W(ちゅうわっと)って言います…。」

 「そうか、俺は佐藤。よろしくな。」

 「えっ…あ、はい。よろしくお願いします…。」

 よかった。どうやらこの佐藤という男はいい人のようだ。

 「ところで中Wさん、あんた昨日の記憶が無いんだって?」

 「そうなんですよ…。昨日のことが全く思い出せなくて…。」

 「…昨日より前のことは?例えば知り合いとか。」

 「え?あー…………あれ、思い出せないな。」

 「…そうか、それは災難だったな。」

 「やばいな…ちょっと病院に行ったほうがいいかも…」

 「いや、まずは昨日のことを思い出すことが先決だろう。倒れてた付近に何か手掛かりはないか探してみよう。」

 そう言って佐藤は俺が倒れていた付近を捜し始めた。

 ーー見ず知らずの俺のためにこんなに親切にしてくれるなんて…佐藤さんは優しい人だなぁ…。…ん?あれ?何か…おかしいような…。何だ?--

  そんな違和感の正体に気付けずにもやもやしながら自分が倒れていたベンチの周りを見渡していたらあるものを見つけた。

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 「…これは?」

 手に取って見たところ、どうやらそれはブラジャーのようだ。 

 …一体俺は昨日何をやらかしたんだ…。

 「それは……」

 いつの間にか佐藤が後ろに立っていた。やばい、これじゃ完全に犯罪者じゃないか。何とかごまかさないとーー

 「ブラジャーって、はははっ!あんた一体何をやったんだよ!」

意外にも佐藤は笑っていた。

 「あんた面白いな!いいぜ!記憶が戻るまで付き合うよ!」

…どうやらこの佐藤という男はちょっと変な人のようだ。

 「ありがとうございます!本当に助かります!」

 「いいってことよ!それより…他に手掛かりは無いのか?」

 「うーん…そうですね…この他には特に何も…」

 「そうか…。ん?あんた何か手に持って無いか?」

 「え?あ本当だ。なんだこれ?」

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 佐藤に言われて手を確認すると、いつの間にか手に何かが握られていた。

 「これは……日高屋のクーポン…?」

 意味が分からない。よりによって?日高屋のクーポン?なんで?????????

 いや、確かに俺はクーポンが大好きだが、何故いま?

 何故こんなものを…?ブラジャーと何か関係が?などと考えていたら俺の腹の虫が目覚めたようだ。威勢のいい鳴き声が公園に響き渡った。

 「…何か…すみません…」

 「はははっ、せっかくだしその日高屋に行こうぜ。この辺にも一軒あるし。」

 「そうなんですか、じゃあ折角ですし行きましょう!」

 「ここから歩いて10分くらいのところにあるぜ。荻窪駅の近くなんだけど。」

 「え?ここ荻窪なんですか?」

 「そうだけど?あれ、言ってなかったっけ?」

 …言ってない。

やっぱりこの人、ちょっと変な人だな…。

そんなことを考えながら2人は日高屋へ歩みを進めるのであった。

 

 

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 日高屋に着いた2人は窓際の席に腰かけた。時計を確認したら時刻は15時半になるところだった。

 ーー俺はこんな時間まであそこで気を失ってたのか…ーー

 そんな事を考えながらメニューに目を通す。

俺は日高屋が好きだ。手頃な値段で定食が食べられるからだ。味も悪くはない。700円程であの味なら大満足だ。しかも最近は餃子がリニューアルしたらしく、その宣伝の為か餃子がかなり安くなっている。はじめてそのキャンペーンを知ったときはかなり驚いた。まさかW餃子定食が税込み550円で食べることができるとは思わなかった。

ありがとう日高屋。たまにマジでうるさい客がいて嫌な気分になるけど、俺は大好きだよ。

 

 …そんな話は置いておいて、俺はW餃子定食、佐藤は中華そばを頼んだ。もちろんクーポンを使用したのでご飯は大盛だ。

 料理が届くのを待っていると、佐藤が話しかけてきた。

 「しかし…記憶を失って倒れてるなんて、そんな映画みたいなこと実際にあるんだな」

 「いやぁ…自分でも信じられないですよ…。もしかしたら本当に映画みたいに誰かに襲われたー…!みたいな?」

 「………」

 「なんてそんなことあるわけ……佐藤さん?」

 「…………なあ」

 「はい?」

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 「…本当に何も覚えてないんだな?」

 「え?まあ、自分で言うのもあれですがきれいさっぱり忘れちゃってますね…」

 「そうか…」

 「……もしかして、何か知ってるんですか?」

 「いや、なんでもない。今のもきれいさっぱり忘れてくれ。ははは」

 「いや、笑えないっすよ…。」

 「ところで中Wさん。」

 「はい?」

 「あんたは巨乳派か?それとも貧乳派か?」

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 「貧乳派ですけど?」

恐らく今日一番の真面目な顔で答えた。俺が真面目な顔をする時は大体こういう話題の時だ。自分でもどうかと思うがもうどうしようもない。

 「どこから語ります?そうですね、まずは貧乳の定義からーー」

 「いや、大丈夫だ。冗談で聞いただけだし。」

 「冗談?そんな軽い気持ちでーー」

 「いや、悪かったって。いやなに、あんたがAカップのブラジャーを持ってたからさ、つい気になっちゃって。」

 「いやこちらこそ熱くなってすみません…。……あれ?なんで俺が持ってたブラジャーがAカップって知ってーー」

 「お!頼んだ料理が届いたみたいだぜ。面が伸びる前に食っちまおうぜ。」

 会話の途中で料理が届いた。少しモヤモヤはしたが目の前にW餃子定食が運ばれた時にはそんなモヤモヤは吹き飛んでいた。いや、吹き飛ばされたというほうが正しいだろうか。日高屋にはそういう不思議な力がある。多分。

 2人は黙って目の前の飯を平らげた。暫くして佐藤が口を開いた。

 「…なぁ、腹ごしらえも済んだしもう一度さっきの場所に戻ってみないか?」

 「うーん…。まあ、そうですね。他に行くところもないですし…。」

 「よし、決まりだな!さっさと戻ろうぜ。」

 

 会計を済ませた後、2人は足早にさっきの場所まで戻ってきた。当たり前だが1時間前と比べて特に変化はなかった。

  「どうだ?何か思い出せそうか?」

 「いや、やっぱり駄目ですね……。痛っ…」

 また頭が痛み出した。もう完全に血は止まっていたが、まだ痛みはひいていなかった。

 「おいおい大丈夫か?」

 「すみません、ちょっと頭痛が…。」

 「後ろから強い衝撃を受けているんだ、無理をするなよ。」

 「あはは…。すみません。ちょっと休みますね。」

 …そう言いかけてふと違和感に気付いた。

 --何でこの人は俺が強い衝撃を受けたことを知っているんだ…?俺ですら知らないのに…。ーー

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 「あの、佐藤さん。なんで僕が後ろから強い衝撃を受けーー」

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 ボグッと鈍い音と共に目の前が一瞬赤く染まった。

 …身に覚えがある痛みだった。

 --そうだ、思い出した。あれは確かーー

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※これ↓

tyuuuw.hatenablog.com

 

 ーー…そうだ、全て思い出した。俺はあの後襲われたんだ…。で、そのあと気を失って…今に至るわけか…。--

 

 「思い出したようだな、中W。」

 「佐藤…。お前…。」

 「まさかお前を捨てた後、様子を見に来たらお前が記憶を無くしているとは思わなかったぜ。」

 「…俺が悪かった。本当に申し訳ないと思ってる。」

 「しかしブラジャーを落としていたとはなぁ…。あの時はヒヤッとしたぜぇ…?」

 「だから…その…こんなこと、やめようぜ…?俺たち、友達じゃないか…。」

 「……ふふっ。」

 「…佐藤?」

 「ふっ…ふっふふふふふ」

 「…おい、聞いているのか?」

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 「ははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!」

 「佐藤!?」

 「何を勘違いしているんだ!?別にあの姿を見られたから殺そうとしてるんじゃねえんだよ!!」

 「!? …じゃあどうして!?」

 「別に理由なんてねえよ!!ただ殺したいから殺したんだよ!!俺はただの『そういう人間』なんだよ!馬鹿が!!」

 「そんな…」

 「まあお前はここで終わりだがな!あばよ!」

 そう言うが早いか佐藤は棍棒を俺に目掛けて振り下ろしてきた。

 もう駄目だーー。そう思ったとき、ついとっさに手が出てしまった。頭では生を諦めていても本能はまだ諦めていなかったようだ。かざした手が、棍棒に触れた。その時だったーー。

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 手からポンッと気の抜けた音が鳴った。

 数秒後、何の痛みも感じていない違和感に気付いて恐る恐る目を開けてみると、そこには不思議な光景が広がっていた。

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 佐藤の握っている棍棒が真っ二つになっているではないか。佐藤も訳が分からないといった顔で棍棒を眺めている。が、すぐに

 「お、お前!一体何をしやがった!」

 とこちらに棍棒を向けてきた。

 「え…?俺は…何も…。」

 「んな訳……、ん?なんだこりゃ?」

 佐藤が真っ二つになった自分の棍棒に何かがくっついていることに気付いたようだ。

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 「5割引……?なんだこりゃ?おい、これはなんだ!説明…」

 佐藤は俺のほうを振り向いた。

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 「おい、お前!その両手に持ってるのはなんだ!」

 「両手…?」

 佐藤に言われて自分の両手に目をやる。

 「なんだ…これ…?」

 俺の両手には無数の割引シールやクーポン券が握られていた。というよりあふれ出ていた。手の平から。

 何が何だか分からなくてただあふれ続ける割引シールを眺めていると、頭の中に甲高い声が響いた。

 『それは貴方の能力よ。』

 「!? 誰だ!?」

 『私は割引シールの精霊、ワリビッキー。』

 「ワリビッキー!?一体何がーー」

 『今は説明してる暇は無いわ!これで戦って!』

 その瞬間、手の上で溢れていた割引シールやクーポン券が光り輝いて剣になった。

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 「…これは?」

 『それは‘‘割引剣‘‘。切ったものを自由に割引できるわ!』

 「ってことはさっきの棍棒も…?」

 『そう、5割引き。つまり半分にしたの!さあ、目の前の悪意を9割引きにして!』

 「悪意!?一体何を言ってるんだ?」

 

 「お前!その剣は一体なんだ!」

 佐藤が怒鳴りながらこちらをにらみつけてくる。今にも殴り掛かってきそうだ。

 ーーこうなったら…ーー

 「くそっ…。正直まだ…よく分からないけど…」

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「反撃開始だ!!!」

 

 

~第一章~ 目覚め 完

 

~第二章~ 選ばれし者として  へ続く

 

………………

……………
…………
……

さて、書いてみた感想ですが、


恥ずかしっっっっっっっっっっっっ

 

キッツ…なんだこれ……。何度か途中で辞めたくなりました。

というかこれ書き上げるのに約5時間かかりました。地獄かよ。撮影含めて9時間…、何やってんだ俺…。

 

今回「簡単に書けるんじゃない?」といことで検証を始めましたが、結果として

 

難しいし恥ずかしい

 

ということが分かりました。もう二度と生意気なことは言いません…。すみませんでした。

というかラノベってこんな感じでいいのかな?

軽く読めるって意味では大丈夫だと思うけど。

少なくとも司馬遼太郎に比べれば滅茶苦茶読みやすいとは思う。誰かラノベに詳しい人がいたら教えて下さい…。

続編ですが、二度とやらねえ。(でも…好評だったら続き書くかも…?)

 

恥ずかしいし眠い(朝9時。徹夜した。この後バイト。)ので今回はこの辺で…。

それではさようなら。

 

※一応言っておきますが全てフィクションです。彼も本当の名前は佐藤ではありません。あくまで仮名です。殺人衝動もありません。多分。

 

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